自分中心じゃないと気が済まない人——介護現場に多い理由と、その先の話

介護・お仕事
こむぎ
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こんにちは!特養相談員ママのこむぎです!

介護の現場で働いていると、ふと気になる人がいます。

「なんでも自分でやった方が早い」
「周りに任せると、うまくいかない気がする」
「手柄を取られたくない」

…こんなふうに、“自分中心じゃないと気が済まない”ような動き方をする人

もちろんその人自身は、利用者様のために動いてるのかもしれません。

気づかないうちにチームの足並みを乱してしまっていることもあるんです。

今日はそんな“自分中心な動き方”の背景と、その先にある落とし穴。

そして、そこから脱け出すためのヒントを、お届けします。


「自分でやった方が早い」のワナ

こんなケース、見たことはりませんか?

  • 他の職員が思うように動いてくれない
  • 意図が伝わらなくてストレス
  • 「じゃあ私がやるよ」と全部自分で抱え込む
  • それを繰り返して、だんだん“チーム”が機能しなくなる

やる気があるのは本当に尊いことです。

それが周囲との連携を断ち切る形になってしまうと、

結果的に「誰も続かない独りよがりの仕組み」ができあがってしまうんです。


たとえば、こんな場面ありませんか?

「この利用者さん、食事のときは椅子に移乗したほうが姿勢が安定するから、今日から椅子にしよう!」

始めたときは、なんとなく全員がやっていたのに…

数週間後には、誰もやらなくなっていた、、、。

結局、元のケアに戻っていた。

こうゆうこと、よくあります。

なぜ起こってしまうと思いますか?

それは、

  • その理由や目的がちゃんと伝わっていない
  • 誰か一人の熱意だけで進んでいる
  • みんなが「納得」ではなく「とりあえず従っている」状態

こんなふうに、「伝える」じゃなく「押し切る」になってしまうと、やる気の空回りになってしまうんですよね…。


チームケアって、どうしたらうまくいくの?

じゃあ、どうしたらいいの?

ここで大事なのは、「考え方を切り替える」こと!

これは誰のためのケア?

まず考えたいのはここです。

先ほどの例に戻って考えてみましょう。

  1. 自分の評価のため?
  2. 周囲に「すごいね」と言ってもらうため?
  3. それとも、利用者様の安心・安全・QOL向上のため?

もし「利用者様のため」なら、

一時的に自分の思い通りに進まなくても、それでも“チームで続けられる形”にするほうが価値がある

自分の思い描く方法でなくても、チームでのゴールに重きをおく視点が大事ではないでしょうか。

相手にも“旨み”を用意

変化って、いい事だと分かっていてもしんどいものです。

時間・気持ちに余裕のない介護現場では、「手間」に捉えられてしまいます。

だからこそ、

「これをやると、結果的にちょっと楽になる」

「こっちのほうが大変になるけど、確実にご利用者様のためになる」

そういった分かりやすい“得”の部分が伝わると、協力してもらいやすくなります。

ただ「手間が増えるだけ」「指示が増えるだけ」だと、誰もついてきてくれません。


それでも合わないなら、環境を変えるのも一つの選択

「考え方を変える」と言っても、
職場全体がガチガチの“自分中心文化”で染まっていたら、個人の努力だけでは限界がありますよね。

そんなときは、無理してがんばり続けるより、「合う場所」を探すのも大事です。

自分の価値観と合う環境に出会えたら、仕事もずっと続けやすくなるし、心も軽くなりますよ。


まとめ:チームで働くからこそ、楽になることもある

「自分中心じゃないと気が済まない人」を見ていると、正直ちょっと疲れるし、モヤモヤもします。

でもその背景には、

  • 認められたい
  • 手柄を取られたくない
  • 相手を信じられない

…そんな気持ちもあるのかもしれません。

だからこそ、
「どうやったら、みんなで“ちょっとずつ”楽になれるか」を一緒に考える視点や、前向きな関係づくりが大事になってきます。

ひとりで頑張るのが疲れたら、新しい環境に飛び込むのも一つです。

あなたらしく働ける場所を見つけられること、今の場所で捉え方を変えて明るく過ごせるきっかけになれば幸いです。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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