特養の生活相談員とは?仕事内容・資格・1日の流れを現役相談員がわかりやすく解説!

生活相談員のこと
こむぎ
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こんにちは、特養の生活相談員ママのこむぎ🌾です。

この記事では、特養の生活相談員について詳しく解説して行きます!

特養って?という方はこちらの記事から読んでいただけるとわかりやすいです↓

「特養の生活相談員ってどんな仕事?」

「資格は必要なの?」

「暇そうに見えるけど毎日なにしてるの?」

そんな疑問に、現役生活相談員の目線でわかりやすくお話します☺️

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特養の生活相談員とは?

特養(特別養護老人ホーム)の生活相談員は、ご利用者様・ご家族様・職員をつなぐ調整役です。

介護や医療、栄養、リハビリなどの専門職と連携しながら、入退所の手続きや家族対応、地域との連携などを幅広い業務を行います。

いわば「人と人をつなぐ橋渡し役」。

毎日の業務は固定されておらず、日によってやることが大きく変わるため、臨機応変さが求められる仕事です。

介護職が日常生活のケアを担うのに対し、生活相談員は「生活の全体を整える」仕事。

ご利用者様やご家族の思いを聞き取り、制度や人、環境を調整していきます。

また、特養では“入所”という大きな転機を支えるため、信頼関係を築く力もとても大切です。

施設の運営にも関わり、収益意識しての動きが求められます。

こむぎPoint

個人的には、施設の万事屋のような存在であると思っています。

主な仕事内容

  • ご利用者様、ご家族様の相談・連絡対応
  • 入所・退所の相談・調整
  • 医療機関や行政との連携
  • 苦情・要望の対応
  • 行事や会議の企画・運営サポート
  • 地域との交流
  • 各種書類の作成(契約書、報告書など)

このように業務は多岐に渡ります。

入所時には「どんな生活を送りたいか」をご家族と一緒に考えたり、退所時には転院先との連携を行います。

行事の際にはボランティアの受け入れの調整、当日の動きをサポートします。

さらに、日々発生するご利用者様や職員の「困りごと」を最短で解決するために、臨機応変かつスピーディーな対応が求められます。

書類仕事も多くありますが、実際に人と関わる時間のほうが多いです。

そのため、コミュニケーション力・調整力・傾聴力がとても大切です。

さらに、入所という施設の収益に直結する部分を担うことから、経営に関する知識や判断が求められるポジションとなります。

▶ 生活相談員の仕事内容をもっと詳しく知りたい方はこちら(coming soon)

生活相談員に必要な資格

特養の生活相談員になるために必須の資格はなく、施設のルールに沿った資格が必要です。

厚生労働省が定める任用資格を満たすことでよりスムーズに生活相談員の業務を担うことができます。

  • 社会福祉士
  • 介護福祉士
  • 社会福祉主事任用資格

求人票には「いずれか必須」と書かれていることが多いですが、地域や法人によって要件が異なる場合があります。

介護職経験がある方は、キャリアアップとして相談員を目指す道もあります。

私自身も、介護経験2年の段階で転職。

キャリアアップの形で生活相談員になりました!

こむぎPoint!

ケアマネと生活相談員の区別がない施設もあります。

その場合はケアマネの資格「介護支援専門員」が必要となります。

業務も生活相談員だけでなく、ケアマネジャーとしての動きが求められます。

また、最近では「人柄重視」で採用されるケースもあり、未経験から挑戦する方も増えています。

まずは施設見学などで雰囲気を掴むのもおすすめです。

自治体によってルールが異なるため、資格試験の受験や転職前に確認しておくと安心です。

▶ 生活相談員に必要な資格や向いている人を詳しく見る(coming soon)

特養の生活相談員の1日の流れ

勤務時間は8:30〜17:30前後のところが多いです。

基本は日勤帯となり夜勤はありませんが、施設よっては当直を担う場合があります。

行事や会議の都合、利用者対応等で残業になる日もあります。

ある日の一日
  • 8:30〜
    申し送り・記録の確認
  • 9:00〜
    家族対応・来客対応
  • 10:00〜
    会議・多職種との調整
  • 12:00〜
    お昼休憩
  • 13:00〜
    入所調整・外部連絡
  • 15:00〜
    記録・書類作成
  • 17:00〜
    翌日の準備・退勤

実際はこんなにこんなに穏やかな日はほとんどありません!笑

ご家族との面談や病院同行など、日によって大きくスケジュールが異なります。

基本的に相手の時間に合わせるため、休憩が細切れになる日も少なくありません。

人と関わる時間が多く、動きのある1日がベースとなります。

書類だけでなく、現場職員とのやり取りや調整が続く日も少なくありません。

また、イレギュラーが発生した際、真っ先に駆けつけるポジションとなるためいつでも余裕を持って仕事をすることが求められます。

▶ 生活相談員の1日の流れをリアルに紹介 coming soon

やりがいと大変なところ

やりがい

やりがいは、「こむぎさんが担当してくれてよかった!」と言ってもらえた瞬間です。

例えば、ご家族様や職員の意見がまとまらずクレーム一歩手前の状態。

そこから間に入り、最終的に丸く収まった時。

あの瞬間は何度経験しても胸が熱くなります。

大変なところ

大変なのは、対応が重なったときの時間調整や、感情のケアが必要な場面が多いところ。

時にはクレーム対応に追われたり、関係者全員の意見を整理するのに苦労することもあります。

感情労働と呼ばれる介護現場では、職員の感情や熱意が剥き出しとなって生活相談員に降り注ぎます。

それぞれに正義がある分、「施設として」の判断をしなかればいけない部分に難しさを感じています。

「人の想いを受け止めながら、冷静に動く」

難しさがある反面、成長を感じやすい仕事でもあります。

▶ 現役相談員が語る「やりがい」と「大変さ」coming soon

まとめ|“人と施設をつなぐ”大切な役割

特養の生活相談員は、

ご利用者様・ご家族様・職員・地域をつなぐ大切な存在です。

毎日同じ日はなく、調整や対応の中で人の想いに触れるやりがいがあります。

「人の力になりたい」

「誰かの安心を支えたい」

そんな方にぴったりのお仕事です!

こむぎ
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この記事を通して「生活相談員ってこんな仕事なんだ〜」と知ってもらえたらうれしいです☺️

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