相談員視点で見えてくる、現場の「線引き」。
ケアマネ異動を控えた今だからこそ整理できたポイントをやさしくまとめました。

こんにちは!こむぎと申します🌾
特養の現場で働いていると、ケアマネと相談員の仕事はどうしても重なりやすいものです。
相談員として見てきたリアルをもとに、役割が曖昧になりやすい理由と、現場でできる線引きの工夫を整理しました。
相談員として見てきた、ケアマネと相談員の役割

ケアマネと相談員は、ご利用者様を支えるという大きな目的は同じ。
ただし立場が違えば、担当する領域も違います。
相談員の主な役割
- 入退所の支援・家族対応
- 各職種との連携
- 苦情や相談の窓口
- 行政・医療機関との調整
- 利用者・家族への説明
相談員から見たケアマネの主な役割
- アセスメント、ケアプラン作成
- サービス調整
- モニタリング
- 介護認定の更新、変更
どちらも「調整」を含むため、同じように見える業務が出てきやすいのが実情です。
ここが線引きを難しくしている大きな要因です。
なぜ役割が曖昧になりやすいのか?

私が現場で見てきた“曖昧さの原因”は主に3つ。
① 人手不足で「気付いた人がやる」が当たり前になる
現場は常に時間に追われます。
できる人がパッと動く文化が生まれ、結果として役割が混ざりやすくなります。
② 家族や外部との窓口が混ざりやすい
電話対応や窓口対応が相談員中心でも、側から見たら同じ事務職。
電話を取ればどちらが実際に動いたかの境界が曖昧になります。
③ 書類・調整・連絡の範囲が広く、境界が薄れる
どちらがやっても回ってしまうため「ついでにお願い」が積み重なり、本来の線引きが崩れていきます。
線引きが曖昧なままだと何が起きるのか?
曖昧さは結果的に誰か一人の負担となって返ってきます。
- 「あれ、これは誰がやってた?」という情報のズレ
- 記録や連絡の抜け漏れ
- どちらかに業務が偏り、疲労や不満が蓄積する
- 「やってくれて当然」の雰囲気が生まれる
誰も悪くないのに現場の効率と心理的安全が下がってしまうのが「線引きの欠如」です。
異動前の今、私が見直しているポイント

ケアマネへの異動内示を受け、相談員として改めて見直していることをシェアします。
まだケアマネとしての実務はしていない私だからこそ見える視点があります。
① 手伝いは“スポット対応”に戻す
善意で動くと線引きが崩れやすいです。
まずは「本来の担当→手伝い(スポット)」の意識を取り戻すことを心がけています。
② 調整ルートを固定する
誰が連絡し、誰が記録するかを決めておくと情報の抜け漏れが防げます。
ルートが曖昧だと重複や漏れの原因になります。
③ 断りづらさを減らす言葉を用意する

「いまは相談員業務を優先して確認しますね」

「この件はケアマネの対応が適切ですので、共有します」
など、やわらかく線引きできる言い回しを持っておくと関係性を保ちつつ、自分も守れます。
まとめ:線引きは冷たさではなく、続けるための工夫
ケアマネと相談員は立場の違いはありますが、目的は同じです。
役割が曖昧なままだと、ご利用者様にも職員にも負担が大きくなります。
線引きは相手を突き放すためのものではなく、みんなが安心して働き続けられる環境を作るための大事な工夫。
異動前の今だから気づけたことを、これからの働き方に活かしていきたいと思います。


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