原理原則とは?「物事の土台」の考え方
原理原則とは、感情や立場に左右されない「物事の土台となる考え方」のことです。
経営者の講演でよく出てくるのは、部分ではなく全体を見る視点。
誰が悪いかではなく、構造としてどうなっているかを考える姿勢です。
例えば税金の話。
富裕層が多く負担し、そのお金が社会全体に再分配される仕組みがあります。
これは「感情」ではなく、全体最適のための原理原則です。
介護現場に当てはめるとどうなるか
人手が足りないフロアがある。
他フロアは「うちも余裕がない」と言う。
ここで感情だけで考えると、
「不公平」「押し付けられている」で終わります。
でも原理原則で見るとどうでしょう。
- 組織全体として安全は守れているか
- 人員配置は全体最適になっているか
- 超過勤務は構造的に発生していないか
問題は「誰が悪いか」ではなく、構造がどうなっているかになります。
人手不足問題への原理原則アプローチ
退職者が続く。
補充が間に合わない。
超過勤務が慢性化する。
これは個人の頑張りで解決する問題ではありません。
原理原則で考えると、見るべきはここです。
- 人員配置基準は守られているか
- 業務量と人数は釣り合っているか
- 連絡調整の仕組みは機能しているか
つまり、仕組みを整える視点。
噂を広めるのは原理原則に反する?
「まずは噂を広めて意識を変える」
一見よさそうですが、原理原則で見るとズレています。
なぜなら噂は感情ベースだからです。
原理原則は、一貫性と再現性が軸になります。
だから大切なのは、
- データや事実を共有する
- 全体視点で話す
- 個人批判をしない
これを繰り返すこと。
私ができる原理原則の活かし方
上司に報告するだけでは「個人の意見」で終わる可能性があります。
でも、
- 現場で同じ違和感を持つ人と認識をすり合わせる
- 事実ベースで共有する
- 感情ではなく構造の話をする
こうやって小さく土台を作ることはできます。
さらに、連絡調整がうまくいっていないなら、
その間をつなぐ役割に回るのも一つの方法。
原理原則は「誰かを変える技術」ではなく、
自分の立ち位置を整える視点だと思っています。
まとめ:感情ではなく構造を見る
人手不足も、超過勤務も、対立も。
感情で見るとしんどい。
でも原理原則で見ると、
「構造の問題」に変わります。
個人攻撃をしない。
一貫性を持つ。
全体最適で考える。
これが、介護現場で活かせる原理原則だと感じています。