
こんにちは!ワーママ相談員こむぎです!
介護のお仕事といえば何が浮かびますか?
「おむつ交換」や「お風呂のお手伝い」でしょうか?
そのような、ご利用者様の身体に直接触れて行う介助のことを直接介助と呼びます。
この記事では、特に介護施設での直接介助にフォーカスしていきます。
基本から具体的な方法、スムーズに行うコツまで詳しく解説していきますのでぜひ最後まで読んでみてください!
訪問介護やデイサービスなど、施設外での介護について知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください!💁♀️

直接介助とは?
直接介助とは、ご利用者様の身体に直接触れて行う介助のことです。
移乗介助、食事介助、入浴介助、排泄介助の4つが代表的です。
これらの業務は、ご利用者様の生活の質を維持するために欠かせない役割です。
適切な技術と丁寧な声かけを行うことで、ご利用者様の安心感や信頼関係を築くことにもつながります。
介助ごとのポイントは?
移乗介助
ベッドから車椅子への移動やポジショニングの変更を行います。
- 声をかけて、タイミングを合わせて動作を行いましょう。
- ボディメカニクスを意識し、自分の身体も守るよう意識しましょう。
- 利用者の不安を取り除くよう、ゆっくりと丁寧に行いましょう。
食事介助
食事のサポート、嚥下障害(飲み込み)への配慮を行います。
- 目線を合わせて、安心感を与えるようにしましょう。
- 「一口大丈夫ですか?」と声をかけ、無理なく進めましょう。
- 飲み込みを確認しながら、必要に応じてとろみ剤の使用も考慮し誤嚥を予防しましょう。
入浴介助
入浴時の洗身・洗髪、湯温調整、安全確認を行います。
- 体調や皮膚の状態を確認してから入浴を開始しましょう。
- 温度管理と声かけで安心感を与えるよう意識しましょう。
- プライバシーに配慮しながら、スピーディかつ丁寧に行いましょう。
排泄介助
トイレ誘導、おむつ交換、陰部洗浄などを指します。
- 羞恥心、プライバシーに配慮しましょう。
- 事前に声をかけ、安心感を与えるよう意識しましょう。
- 清潔保持と皮膚のトラブル防止を徹底しましょう。
- 排泄パターンの変化に気づき、報告・共有し対策を取りましょう。
難しさとやりがいは?
直接介助の難しさ
直接介助の難しさには以下が挙げられます。
- 身体的負担:腰痛や疲労を抱えやすい。
- 精神的負担:利用者との信頼関係を築くまでに時間がかかる場合がある。
- 個別対応の必要性:利用者ごとにニーズが異なるため、柔軟な対応が求められることが多い。
直接介助のやりがい
直接介助のやりがいは以下があります。
- 利用者が「ありがとう」と笑顔を見せてくれたときの喜び
- 小さな変化に気づき、利用者の生活改善につながったときの達成感
- 家族やチームから信頼を得られることで感じる充実感
スムーズに行うコツは?
ボディメカニクス
ボディメカニクスとは、自分の体を守りながら、最小限の力で移乗・体位変換を行うことです。
- 重心を低く保ちます。
- 利用者の重さを自分の体幹に引き寄せます。
- 膝を曲げて腰に負担をかけないようにします。
声かけとアイコンタクト
利用者のペースに合わせて、「次は〇〇しますね」と段階的に声をかけることで、安心感を与えます。
- 利用者の目線に合わせて話す
- 優しい口調でゆっくり伝える
- 無理をさせず、本人の意向を尊重する
チーム連携と情報共有
利用者の状態は日々変化するため、スタッフ間の情報共有は欠かせません。
- 小さな変化もこまめに記録・報告する。
- 夜勤明け・引き継ぎ時の情報伝達を徹底する。
- ケアプランに沿った介助の一貫性を保つ。

「ケアプランって何?」については後日記事をアップする予定です✨
体験談・エピソードは?
① 移乗介助での失敗、、、。
夜勤中の終わり頃、ベッドから車椅子への移乗介助を行った際、「グギッ!」。
腰を痛めてしまいました。
幸いにもご利用者様は無事に移乗できました。
腰を痛めた理由は、横着して腕の力だけで起こしてしまったからでした。
数週間はコルセット生活、、。
仕事や日常生活にも影響を及ぼし周囲に迷惑をかけてしまいました。
夜勤の終わり頃で気が抜けてきていたのでしょう、、。
痛みとともにボディメカニクスの大切さを実感しました。
② 排泄介助での成功!
新人の頃、あるご利用者様へオムツ交換がどうしても苦手でした、、、。
技術不足から、何度も漏れてしまうことが続いていたのです。
そんな時、思い切って先輩へ相談。
嫌な顔ひとつせず、丁寧に教えてもらい、次からは交換後の漏れがなくなりました✨
先輩から、「今日は上手だったね!」と言ってもらいとても励みになりました!
適切なオムツ交換の技術はご利用者様とって必要不可欠であると感じました。
また、できないことは素直に聞くことが大切であると学びました。
まとめ
直接介助は、介護の現場で利用者の生活を支える非常に大切な業務です。
身体的・精神的な負担が伴う一方で、ご利用者様の笑顔や「ありがとう」の一言が、大きなやりがいにつながります。
ボディメカニクスの活用や声かけの工夫、チーム連携を大切にしながら、より安心・安全な介助を目指しましょう。
最後まで読んでくださりありがとうございました!

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