
「こむぎって、ほんと人の話聞いてないよね」
パパに言われ続けたこのセリフ。
最初は軽く流していたけれど、気づけばもう5年も言われ続けていました。
そしてついに、やっと気づきました。
ああ、私、人の話、ちゃんと聞いてないんだ…
今でも毎朝、仕事前にノートに予定やタスクを書き出すのですが、
必ず目標欄に「人の話を聞く」と書きます。
これを書き忘れると、つい話を最後まで聞けない自分に逆戻りしてしまうから。
ADHD気質の私の頭の中は、いつも大忙し
私はADHD傾向があるタイプ。
頭の中がいつも賑やかで、誰かが話していると、自然と別のことが次々に浮かんでしまうんです。
「次、自分が話す番だ」
と待ちながら、頭の中ではもう返す言葉を考え始めてる。
家族で話しているときは、それが普通だと思っていました。
というのも、我が家は全員話を被せ合うスタイルだったから(笑)
でも学生時代、人間関係がうまくいかないことが多くて――
仲が深まらない、続かない、突然自分から距離を置いてしまう…。
「あれ?私、どこかズレてる?」と、違和感はずっと感じていました。
当時は推し活やバイト、部活に恋愛と、忙しさでごまかせていた部分もありますが、心のどこかで気にしていたのかもしれません。
気づいたのは、パパの一言
喧嘩したとき、ふとしたとき、何度も何度も言われました。
「話、最後まで聞いて」
「本当に話、聞いてないよね」
でも私は、「いやいや、忘れっぽいだけだし」とか
「説明が下手なんじゃない?」と、どこか他人のせいにしていたんです。
けれど、心の奥底ではずっと引っかかっていました。
決定的だったのは、ケアマネ研修での気づき
ケアマネの実務研修を受けたときのこと。
「言い換え」や「伝え方」に課題を感じ、伝え方を学ぼうとYouTubeや本に手を伸ばしました。
すると、どの本にも「聞く力が大切」と書いてある。
前にも見たはずなのに…そのときはスッと心に入ってきました。
そして改めて日々の会話を意識してみたら、びっくり。
全然、相手の話、聞けてなかったんです。
私が意識していること
そこからは、とにかく意識!意識!意識!
まだ完璧ではなく、つい話を遮ってしまうこともありますが、以下のことを意識しています。
- 落ち着いて話を聞く
- 作業中でも手を止める
- 相手の目を見る
- 「聞く」ことに集中する
- 最後まで聞いてから自分の考えをまとめる
この「聞く姿勢」ができるだけで、以前は話が噛み合わなかったパパとの会話が、スムーズに進むようになりました。
また、職場でのコミュニケーションにストレスを感じにくくなりました。
特に男性とのコミュニケーションでは、相手が話し終えるまで待つことでこちらの話を受けともてもらいやすい印象を覚えました。
最後に
今でも「話を最後まで聞く」は私の毎日の目標。
意識して、練習して、少しずつ「当たり前」にできるようにしていきます。
同じように「話を遮ってしまう」「人の話を聞けないかも?」と悩む方がいたら、
ちょっとずつ意識するところから、一緒に始めてみませんか?

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。