
こんにちは、特養相談員ママのこむぎです🌾
特養で「相談員してます」って言うと、
なんかちょっと冷たい目をされること、ありませんか?(あるある…!)
- 何してるのかよくわからない
- 数字のことばっか言ってくる
- 現場に口出ししてくる
そんなふうに思われがちな相談員。
でも、実際に働いてると
「いや~…そりゃそう思われるかも…」
と自覚することもしばしば。
今回は、現場に嫌われない相談員を目指して、私が日々気をつけている立ち回りをまとめてみました!
特養の相談員って、何してる人?
相談員は、
入退所の調整や家族対応、各職種との橋渡し、施設運営のサポートなど、裏方的だけど欠かせない役割を担っています。
施設と利用者様・ご家族、現場スタッフとの間に立ち、日々いろんな方向から情報と感情をキャッチしては、調整・提案・対応!
だからこそ、誤解もされやすいポジションなんです…!
数字に追われる理由がある
相談員が気にする「稼働率」。
これ、実はとっても大事です。
定員が埋まっていない=空きベッドがあるということ。
空きが続くと、施設の運営に影響が出て、結果的にボーナスや人員配置にも響いてくるんです。
「また相談員が数字言ってるよ…」と思われるかもしれませんが、
私たちも、現場が安定して働けるようにって思いながら数字と向き合ってます。
それぞれの職種に、それぞれの“正義”がある
いろんな専門職が関わる特養では、見ている視点がまったく違います。
- 介護職:ちょっとした表情の変化や空気感など、言葉にしにくい部分を察知
- 看護師:バイタルや服薬管理、医師とのやりとり
- 栄養士:食事量、栄養バランス、エビデンス重視
- 相談員(私):リスク、家族対応、施設運営、クレーム防止
でも、この視点の違いが原因で、意見の食い違いや小さな溝が生まれることも。
現場は毎日忙しくて、「書類?そんなの後で!」という気持ちもすごくわかります。
「現場のことも見ずに口だけ…」って思われるのも、正直めちゃくちゃ刺さります。
こむぎ的・嫌われない相談員の立ち回り方
① まずは聞く!そして受け止める
「いやそれ違うよ」って思っても、とにかくまずは聞く。
相手が話したくなる空気を作ることを意識してます。
② 曖昧な返事はNG。エビデンスとセットで返す
「たぶん大丈夫」はトラブルのもと。
制度やルールに照らして、ちゃんと調べて答えるようにしています。
③ 感情と事実を分けて、言葉にして返す
「なんかイラッとする」って話の中にも、大事なSOSが隠れてることが多いです。
感情に共感しつつ、「〇〇が負担ってことですか?」と整理して返すようにしています。
④ 正しさより“折り合い”を探す
「それって制度的にダメなんですよ〜」だけじゃ、心は動かない。
相手の背景を想像して、着地点を探すようにしています。
⑤ 何でも引き受けない。期限を設ける
「今は難しいけど、〇日までにはできます。どうしますか?」って伝えるだけで、信頼につながります。
ちょっと嬉しかったエピソード
ある日、介護スタッフさんがふと
「○○さん、相談員さんが来ると安心してる感じあるよね」って言ってくれたことがあって。
書類や数字にばっかり追われてると見失いがちだけど、
「私もちゃんと人と関わってるんだ」って思えた瞬間でした。
まとめ:相談員は“通訳者”で“調整役”
介護、看護、家族、施設、全部の間に立って翻訳していくのが相談員。
ときには誤解されたり、板挟みになったりもするけど、
「誰のための施設か?」を見失わずに、今日も現場と向き合っていきたいと思います。
それぞれの職種が持っている「正しさ」や「守りたいこと」。
まずはそこを知って、歩み寄ること。
それがチームケアの第一歩なんじゃないかなと、私は思っています。
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