
こんにちは!ワーママ相談員のこむぎです!
この記事では、
「自宅介護が難しくなってきた…」
「ケアマネに特養を勧められた」
「病院から“施設を探して”と言われた」
そんなときにまず知っておきたい、特養(特別養護老人ホーム)への申し込みの流れと注意点を解説します。
ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
「そもそも特養ってどんな施設?」という方は、先に特養とは?の記事をチェックしてみてください!
特養の申し込みは誰がするの?どこに出すの?
特養の申し込み方法は自治体によって異なり、以下の2パターンがあります。
① 自治体に直接申し込む方法
② 各施設ごとに申し込む方法
原則として、本人またはご家族が行いますが、状況によっては成年後見人などが手続きを行うこともあります。
ケアマネジャーや病院の相談員に依頼することも可能です。
申込時には「入所申込書」の提出が必要になります。
• 自治体に申し込む場合 → 役所の窓口またはホームページで入手
• 施設に申し込む場合 → 各施設の窓口またはホームページで入手
※施設ごとに申し込む場合は、それぞれの施設に個別に申込書を提出する必要があります。
誰でも申し込めるの?どんな準備が必要?
特養は、要介護3〜5の認定を受けている方が対象です。
※要介護1・2の方は原則申し込みできません(例外あり)
共通して必要な書類
• 入所申込書
• 介護保険証の写し
• お薬情報(服薬内容がわかるもの)
場合によって必要な書類
• 健康診断書
• 診療情報提供書
• ケアマネジャーの意見書(自治体や施設によっては必須)
注意点:書類の内容や提出先は自治体や施設によって異なりますので、事前に必ず確認しましょう。
書類の内容や提出先は自治体や施設によって異なりますので、事前に確認しておくと安心です。
施設見学は行った方がいい?タイミングとチェックポイント
結論から言うと、施設見学は行ったほうがいいです!
なぜなら、ホームページやパンフレットだけでは分からない「リアルな様子」が見えるからです。
見学のタイミング
「申し込み前〜申し込み時」に行うとスムーズです。
どうしても見学が難しい場合は、パンフレットやホームページをよく確認し、電話で詳しい説明を聞くのもおすすめです。
見学時に確認すべきポイント
■ 費用
一番気になるポイントです。
予定外の入院などで追加費用が発生することもあります。
家計の中で無理なくやりくりできるか、家族からの追加支出が必要かなどを確認しておきましょう。
■ 職員や入居者の様子
電話対応する相談員や事務員の印象だけでなく、実際に現場で働くスタッフや入居者の様子を見ることが大切です。
「このスタッフさんたちになら任せられる」と思える施設を選びましょう。
■ 建物・設備・掲示物
新しい施設かどうかだけでなく、掲示物の日付が新しいかどうかもチェックポイント。
日々の取り組みや、アットホームさが伝わってくるかを感じてみてください。
※《【介護施設の種類と特徴】》もあわせてチェックすると理解が深まります!
申し込んだらすぐ入れるの?事前面談って何をするの?
申し込みをしても、すぐに入所できることは少ないです。
「時間がかかるもの」と考えて、早めの準備がポイントです。
一般的な流れ
1. 申し込み:必要書類を提出
2. 一次判定:書類をもとに選考(施設内で会議)
3. 事前面談:本人と直接会い、生活の様子を確認
4. 二次判定:面談の内容をふまえて最終判定
5. 待機:空きが出るのを待つ
事前面談では何を聞かれる?
• 申込者の状態(体の状態、認知症の有無、介護の大変さ)
• ご自宅での生活の様子
• 家族の困りごとや心配していること既往歴や持病」
• 「日常生活で特に困っていること」「趣味や日課」
「断られたらどうしよう…」と心配して困っている様子を隠すご家族もいますが、逆効果です。
困っていることを正直に伝えることで、「施設での生活が必要」と判断され、入所につながることもあります。
また、二次判定には健康診断書が必要になります。
結果が出るまで2〜3週間かかる場合が多いので、余裕を持つことがポイントです。
気になる「待機期間」はどのくらい?
これは本当に施設によって異なります。
人気の施設では1年以上待つことも珍しくありません。
私の施設では、半年ほどで入所できるケースが多いです。
待機中にできること
• ショートステイを利用する(併設されている場合)
→スタッフに顔を覚えてもらえる、生活の様子を見てもらえる
• 複数の施設に申し込む
→空き状況は施設ごとに異なるため、チャンスを広げられます
まとめ|焦らず、でも早めの行動が大事!
この記事では、特養の申し込み方法から、書類の準備、施設見学のポイント、申し込み後の流れや注意点までを解説しました。
特養の申し込みを検討し始めたら、
• 書類の準備
• 家族との希望のすり合わせ
• 早めの見学・問い合わせ
を意識して動き出してみてください。
初めての施設探しは、分からないこと・不安なことがたくさんあると思います。
そんなときは、ケアマネジャーや病院の相談員、直接施設の相談員に相談するのが一番です!
この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!