
こんにちは!ワーママ相談員のこむぎです!
「特養って一度入ったら、ずっと暮らせるんですよね?」
「家ではもう無理なので、あとは施設にお願いしたい…」
ご家族様からこんな声を聞くこと、相談員として本当に多いです。
でも実は、特養にも“入ってからのステップ”があって、ずっといられるとは限らない場合もあります。
この記事では、入所から退所までの流れを、できるだけやさしく、リアルにお伝えしていきます!
ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
特養ってどんなところ?
特別養護老人ホーム(=特養)は、要介護3以上の高齢者が、長期的に生活する施設です。
自宅での生活が難しくなった方が、日常生活のサポートを受けながら安心して暮らす場所になります。
多くの施設では、終末期ケア(看取り)にも対応しており、「終の棲家」として選ばれることもあります。
実際には「看取りまでいける体制かどうか」は施設によって異なるので、見学時にしっかり確認するのが大事です!
入所までの流れってどうなってるの?
「申し込めばすぐ入れる」…というわけではありません。
特養には申込〜選考〜面談〜待機など、いくつかのステップがあります。
一般的な流れはこんな感じ
1. 申し込み(必要書類を提出)
2. 一次判定(書類をもとに施設内で検討)
3. 事前面談(ご本人と会って生活の様子を確認)
4. 二次判定(面談をふまえて最終判断)
5. 待機(空きが出るのを待ちます)
面談はとっても重要!ご本人の性格や雰囲気、生活スタイルを知る大切な機会なんです。
詳しくはこちらの記事もどうぞ💁♀️
入所したあとの暮らしは?
特養に入ったら、スタッフと一緒に「その人らしい暮らし」をつくっていきます。
日常生活のサポート
食事・入浴・排泄・着替えなど、基本的なサポートが受けられます。
介護サービスの内容
認知症ケアや機能訓練(リハビリ)、体調に応じたケアが提供されます。
健康管理
お薬の管理、医療機関との連携、急変時の対応もあります。
お部屋のタイプ
「従来型(多床室)」と「ユニット型(個室)」があり、プライバシーの違いも。
お部屋のタイプについては、こちらの記事も参考にどうぞ💁♀️
イベントやレクリエーションも!
季節の行事、地域との交流、趣味活動など、日々の楽しみも提供していきます。
ご家族との関わり
面会、行事参加、日常の連絡など、家族とのつながりも大切にしています。
面会や電話でのやり取りは、ご本人の安心感にもつながるんですよね。
(※入所後の1日の流れは、別記事で詳しくまとめます!)
退所になるときってどんなとき?
「入ったら最期までずっといられるんじゃないの?」と思う方も多いのですが、看取り以外にも退所になるケースはあります。
よくある退所のパターン
• 長期入院や医療ニーズの変化
• 他施設への移動や転居
• 状態改善により、在宅生活に戻る場合
• 本人や家族の希望による退所
• (まれに)運営上の理由など
退所の流れ
1. 退所の希望や状況の相談
2. 退所日を調整・決定
3. 荷物の準備や各種手続き
4. 清算、必要に応じて他機関と連携
在宅復帰や次の施設探しも、ケアマネさんや包括支援センターと一緒に支えることが多いです!
最後に 〜こむぎのまとめ〜
特養は、介護が必要になっても、安心して過ごせる場所。
でも「入所=最期まで安泰」というわけではなく、暮らし方や体調、周囲の状況に合わせて“変化していく”こともあるんです。
だからこそ、
「入ったあと、どんな風に暮らしたいか」
「もし退所になったらどうするか」
そんな視点も、ちょっとだけ持っておくといいかもしれません。
私自身も、日々の相談の中で「こんなに丁寧に教えてくれて助かった」と言ってもらえるように心がけています。
何か不安なことがあれば、地域包括支援センターや施設に気軽に相談してみてくださいね。
あなたやご家族にとって、ぴったりな暮らしが見つかりますように!

最後まで読んでくださりありがとうございました!