
こんにちは!ワーママ相談員のこむぎです!
「特養に入ったら、どんなふうに毎日を過ごすの?」
「行事やレクリエーションってあるの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
今回は、特養での1日の流れから、季節ごとのイベントまで、現役相談員の目線でわかりやすくご紹介します!
入居を検討されている方やご家族の参考になれば嬉しいです。
特養とは?入居までの流れ
特別養護老人ホーム(以下、特養)は、要介護3以上の高齢者が長期間生活する介護施設です。
自宅での生活が難しくなった方が、日常の介助を受けながら安心して暮らせる「終の住処」として選ばれることも多いです。
入所までの基本的な流れはこちら:
- 申し込み(必要書類を提出)
- 一次判定(書類審査)
- 事前面談(ご本人の状態を確認)
- 二次判定(最終検討)
- 待機(空きが出るのを待つ)
詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ💁♀️
特養の申し込み方法を徹底解説!家族が知っておきたい流れと注意点まとめこむぎこんにちは!ワーママ相談員のこむぎです!この記事では、「自宅介護が難しくなってきた…」「ケアマネに特養を勧められた...
入所当日の流れ
入所当日は、ご家族の送迎や介護タクシーを利用して施設にお越しいただきます。
事前にお渡しする持ち物リストをもとに準備をお願いします。
特に衣類などには、見やすい場所に名前の記入をしていただけると、職員はとっても助かります!
施設に到着後は、以下のような流れになります。
- 入居フロアへのご案内
- ご本人と職員との顔合わせ
- ご家族への契約・重要事項説明(約1時間)
特養での1日のスケジュール
さて本題です。
入所されたご本人が、どんな1日を過ごすのかは気になりますよね?
実は、特養では入居者さん一人ひとりの状態に合わせて、生活スタイルがかなり違います。
ある日のほぼ全介助の方の1日
- 6:00〜起床介助(着替え・洗顔など)
- 7:30〜朝食(食事介助)、服薬
- 9:00〜口腔ケア、排泄介助・おむつ交換
- 10:00〜体位交換・離床介助(車椅子へ)
- 11:30〜昼食(食事介助)、服薬
- 13:00〜おむつ交換、居室で休憩(ベッド上)
- 15:00〜おやつ(介助あり)、テレビ・音楽など
- 17:30〜夕食(食事介助)、服薬
- 18:30〜口腔ケア、着替え、就寝介助
ポイント:
・ベッド上での時間が中心になりますが、褥瘡予防や離床の工夫で、なるべく快適に過ごせるよう配慮しています。
・会話が難しい方にも、音楽やアロマ、職員の声かけなどで「心地よい時間」を大切にしています。
一部介助の方の1日
- 6:00〜自力で起床、洗面(見守りあり)
- 7:30〜朝食(自立または一部介助)、服薬
- 9:00〜トイレ誘導、口腔ケア、趣味やテレビ
- 10:00〜レクリエーションや体操に参加
- 11:30〜昼食(見守り)、服薬
- 13:00〜居室で休憩、塗り絵・手芸など
- 15:00〜おやつ、入居者同士の交流など
- 17:30〜夕食、服薬
- 18:30〜就寝準備(軽介助または見守り)
ポイント:
・自分のペースで行動できる時間が多く、自由な時間があるのが特徴。
・「あの人とおしゃべりするのが楽しみ」など、人との関わりが生活のハリになることも。
共通していること
週2回の入浴。
曜日が固定されて提供されることが多いです。ご利用者様の予定に応じ変更可能です!
リハビリテーション
施設に所属するリハビリスタッフや、外部から専門のスタッフにより、ご利用者様にあったリハビリを提供します。
頻度や、内容は施設によって大きく異なります。
レクリエーションについて
レクリエーションは日々の楽しみのひとつ!職員が季節や行事に合わせて企画しています。
まとめ|特養での1日の過ごし方は人それぞれ
今回は、特養での1日の流れやスケジュール、入所当日の様子などについてご紹介しました。
- 入居者の状態に応じて柔軟なケアが行われている
- 寝たきりの方から比較的元気な方まで、それぞれに合った1日がある
- 食事・排泄・入浴・レクなどを通して、穏やかな日常を支えている
- 職員との関わりや季節のイベントも、暮らしの中の大切な楽しみに
「特養=病院のような生活」と思われがちですが、実際はその人らしい暮らしをできる限り大切にする場所です。
入所を考えるご家族にとって、「どんなふうに過ごすのか?」がわかると、少し安心につながるかもしれません。
引き続き、特養や相談員のリアルな情報を発信していきますので、気になる方は他の記事もぜひチェックしてみてくださいね🌿

最後まで読んでくださりありがとうございました!