
こんにちは!ワーママ相談員こむぎです!
「特養の相談員って、ケアマネや事務員とどう違うの?」
「実際どんな仕事をしてるの?」
と思ったことはありませんか?
今回は、特別養護老人ホーム(特養)で働く相談員の仕事や資格、なり方まで、現役相談員の視点で徹底解説します!
ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
特養(特別養護老人ホーム)とは
特別養護老人ホーム(以下、特養)は、要介護3以上の高齢者が長期間生活する介護施設です。
自宅での生活が難しい方が、日常生活のサポートを受けながら過ごす場として設けられています。
多くの施設は、終末期ケア(看取りケア)の体制を整備しており、終の住処となる役割を持っています。
入居者の特徴と介護度
特養の入居者は、要介護3〜5の方が中心で、認知症の方も多く見られます。
食事・排泄・入浴などの身体介助が必要な方が多いため、職員は日常生活のあらゆる場面でサポートします。

要介護については「要介護と要支援の違い」の記事を掲載予定です!
従来型とユニット型の違い
特養には「従来型」と「ユニット型」の2種類があり、働き方やケアの提供方法が一部異なります。
従来型特養
居住環境:大部屋(4人部屋)が中心で、集団ケアが基本になります。
ケアの特徴:フロア単位で一斉に対応するため、効率的なケアが求められます。
働き方:複数の入居者を同時にケアするため、スピードと手際の良さが必要となります。
ユニット型特養
居住環境:10人程度の個室が1ユニットとして構成されています。
ケアの特徴:少人数での個別ケアが中心で、入居者一人ひとりに寄り添った対応します。
働き方:入居者の生活リズムに合わせた柔軟なケアが求められます。
簡単にまとめると
従来型は、「集団ケア」。効率的な働き方が求められる。
ユニット型は、「個別ケア」。入居者に合った柔軟な対応が求められる。
という特徴を持っています。
どちらが自分に合った働き方か、選ぶ際の参考にしてみてくださいね!
勤務時間
特養では24時間体制でケアを提供するため、シフト制での勤務が基本です。
早番:7:00~16:00(朝食・排泄・入浴介助がメイン)
遅番:11:00~20:00(昼食・夕食介助、夜間準備)
夜勤:16:00~翌9:00(夜間見守り、排泄・体位変換)
【豆知識】
ユニット型では8時間夜勤という短い夜勤体制をとっている施設もあります。
その場合、夜勤回数が増えることがあるため、勤務スケジュールの確認が必要です。
施設によっては夜勤手当の額や勤務回数が異なる場合もあるので、応募前に確認しておくと安心です!
介護の種類
特養で提供される介護サービスは多岐にわたります。以下で詳しく解説します。
- 食事介助:自力で食事が難しい方へのサポート
- 排泄介助:トイレ誘導やおむつ交換
- 入浴介助:安全にお風呂に入れるようサポート
- 移動介助:車いすや歩行時の補助
- レクリエーション:生活の質を向上させるための活動
👉 介護職のお給料事情や、やりがいをチェック!
👉 施設の種類について詳しく知りたい方はこちら!
仕事内容
特養での仕事は、入居者の生活全般に関わる幅広い業務があります。
日常の介護業務
排泄・入浴・食事介助などの基本的な介護業務が中心です。
介護度が高いため、身体介助の頻度は多く、1人ひとりの状態に合わせた対応が求められます。
記録業務・家族対応
介護記録の作成や、ご家族様への状況説明・相談対応も重要な役割です。
シフト制で働くため、申し送りや情報共有がスムーズに行われるかが、入居者のケアの質に直結します。
また、終末期ケア(看取りケア)に関する説明やご家族様とのコミュニケーションも求められる場面もあります。
多職種連携
医師・看護師・リハビリスタッフとも連携して、入居者の生活を支える役割もあります。
例えば、下記があります。
- 医師、看護師との情報共有(服薬・健康状態の確認)
- リハビリスタッフとの連携(嚥下機能・歩行訓練の調整)
- 相談員、ケアマネとの協力(家族への説明・施設内調整)
向いている人
特養で働くのに向いている人には、以下の特徴があります。
人の役に立つことが好きな人
身体的・精神的に寄り添う姿勢を持つことが大切になります。
臨機応変な対応ができる人
入居者ごとに状況が異なるため、柔軟に対応できる力が求められます。
チームワークを大切にできる人
介護職間、多職種との連携が重要なため、協調性のある人が活躍しやすいです。
ストレス耐性がある人
入居者やご家族様への対応、急変時の判断など、精神的な負担も大きいため、冷静に対応できる力が求められます。

ストレス耐性については自分との向き合い方、アンガーマネジメントについての記事を作成中です。
まとめ
特養で働くことは、入居者の生活全般を支える責任の大きい仕事です。
従来型・ユニット型などの違いや、シフト制の大変さもありますが、その分直接「ありがとう」と言ってもらえる機会が多くやりがいも大きいです。
従来型とユニット型の違いを理解して、自分の働き方に合った環境を選ぶことで自分らしく働くことができます。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
次は「直接介護ってどんな仕事?基本からコツまで詳しく解説」を更新予定です!

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